2013.11.21 Thursday by emix
「お義母さんがいつもこうやって解熱剤を作っていた」という方から 作業を教わったお話を聞いたので、メモ。 民間の俗信みたいに思っている人もいる気がするので、 「わりと、普通にみんなやってたことで、そんでちゃんと効いてて根付いてるよ」 というお話としても。 ということで、ミミズ解熱剤。 この先写真はありませんが、虫が苦手なかたは 浮かぶイメージ映像と知識欲のバランスを適当に配分して 読み進めたり読み進めなかったりしてください。 ただ、これに限っては選択できることですが、 今の「便利」な暮らしの中には 「知らず知らず摂取してる虫成分」が いくつかあるという事実も、ぜひ心の片隅に。 ----- 1 ミミズのカンピンタン(地竜)を漢方屋さんで購入 お話を聞かせてもらった方曰く「見た感じ、ただ干してある状態」とのことなので、 おそらく、泥抜きをしたあと天日干しなのではないかと思います。 このへんは、実際やったことのある人にお話を聞いたら補完します。 2 土鍋でコトコト煮出す けっこう長時間だそうです。朝からお昼前とか。 3 飲む すりおろしショウガとか蜂蜜とかで飲みやすいように味を調えて。 ----- それだけです。 あ、そういえばカンピンタンって方言だっけか。 石の上や、主に路上でカピカピに乾いて 干物状態になってしまっているミミズさんを指しますが、 そういえばミミズ以外にカンピンタンって 言ったことがないです。 なお、お手軽な「地竜エキス錠」という錠剤になったものも 漢方屋さんで購入できるので、そこからはじめてもよいかと。 以下、感想と思うことを徒然。 ちょっと脱線しつつ長くなります。 ・・・ お話を聞いた感想として、 「現代は、こんな簡単なことを忌避して、いわゆる製薬会社の 薬を選択し、頼る生活にシフトしたのだな」ということを思いました。 製薬会社の薬がいい、悪い、という話ではなく、 みんなが「そっちのほうがいい」と選んだからこそ、 そちらが主流になった訳です。純粋に「選択の結果」。 大樹の根のように、根深く、細かく、広範囲に伸びる 「差別」の末端の、根毛がここにつながっている気がしました。 「直視したくないものを覆い隠してくれる」 「面倒な手間を替わりにこなしてくれる」…… そんな人や、ものや、システムは、とてもありがたい。 さらに、覆い隠してくれるだけでなく、忘れさせてもくれる。 実際に手を汚さず、また心に衝撃も受けることなく 手に入れられる「産物」。 これらを利用することを悪というつもりはないです。 誰しもに、段階や転機というものはあり、 それが身に付く状況、納得して受け入れられる状況で 我が身に訪れる機会はそれぞれに違うものです。 ただ、「享受」には、 「引き替えにするものがある」という 心のリスクを認識し続けなければならないと思います。 まずはありがたく享受して、 何を人に担って貰っているのか理解して、 自分は何をどこまで担うか、線引きを決める。 そうすれば、自ずと、 「享受しっぱなしにしない」「傲慢にならないようにする」 「引き替えにしているものに気付かないままにはしない」 「自分の意志で、選ぶ」 という状況に至れると思う。 それで、いいのだと思います。 誰かを責めたりするとこからはじめるのは、 「よくしたい」という意志に逆らう手段だと思うこの頃。 ※なんか冗漫になったのであとで訂正します。 コメント
|
NEW ENTRIES
CATEGORYS
COMMENTS
ARCHIVES
CALENDAR
PROFILE
SEARCH BOX
|