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ハレのごはん、ケのごはん。
ひとつの田んぼにいろんな苗を混ぜて作っちゃう
型破りな「いろいろ米」で知られてる、「ありがとんぼ農園」。

ここの見学に、おじゃまさせてもらって、
そこで聞いたお話のなかでピンときたことがありました。

曰く、もち米、コシヒカリ系のねばりのあるおいしいお米は、
「ハレ」の日のごはんだったと。
ねばりの少ない古代米などは、ふだんのごはん、「ケ」のごはん。

ハレは高級、ケはそれに劣る、そういうものではなくて、
晴れ着と普段着のようなもので、使い分けるもの。

なるほどと思いました。

素材選びだけじゃなくて、
同じ素材を使っていても、「ハレ」のつくりかたと、
「ケ」のつくりかたがある。

話はシフトするけれど、
鹿肉そのものはニュートラルな素材で、
ハレの調理をしたらごちそう料理、
ケの調理をしたら家庭料理。

どっちもすてき。
どっちもあってほしいもの。

玄米ごはんと、精米した白いごはん、
ふつうのお酒と、がっつり精米した吟醸酒。

ふだんという「ケ」があるからこそ、
「ハレ」が美しくてありがたくて、うれしい。

美しいからといって、それを「日常に、いつも」にしてしまうと、
それはハレではなく、美しくない、傲慢なものに。
(もしかしたら、その状態こそ「ケ・ガレ」というものかもしれない)

つい二回書いちゃいますが、
ハレが高級、ケが劣る、
そういうものじゃないんだなー、と
実感したのでした。

日常を支え、ハレを輝かせる
「ケ」こそ、生活の礎。
ここには、庶民的な暮らし、持続可能な社会、
収奪しない自然との関係、
そういうものと通じるところがある気がします。

日々を重ねる、よい「ケ」の食について
考えていきたいなあと思います。



食について | 07:21 | comments(0) | - | - |
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  • シカring
    R.Hashimoto (04/30)
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