2013.02.16 Saturday by emix
シカの皮をいつか活用してみたいものだ、と思っていたので、 ちょっと、調べてみた内容で自分なりの基準で 「これはできそう」「これはいいかも」という方法をまとめてみました。 《用意する素材》 ・毛皮 ・洗濯洗剤 ・塩 ・みょうばん(アルミ系・薬局で入手可能) ※塩:みょうばんは1:1または、1:2〜1:3くらいと、いろいろアリ。 間をとって1:2でやってみます。 ・油 ※油は、ミンク脂、ヒマシ油、なたね油とか、天然の油なら何でもいいみたい。 ラードやサラダオイルでもいいみたいだけど、なんだか料理みたいだなあ。 《用意する道具》 ・ナイフかスクレイパーか鉈 ・ゴム手袋 ・新聞紙 ・洗濯機(なくても人力でがんばれればいい) ・高圧洗浄機(なくても人力でがんばれればいい) 《ざっくり工程》 1 洗う 洗濯機で洗剤とともに。主に毛側の汚れ落とし目的。 完全に乾燥させると臭くなるのと作業しにくくなるので 毛が乾燥した程度で次の工程へ。 2 「脂」「肉」をこそげとる 高圧洗浄機でやる手もあるけれど、強力すぎて脂だけでなくコラーゲンの層まで落としてしまうため、柔軟性が損なわれるらしい。 丸みのある台の上で、スクレイパーなどでこそげて肉と脂をおとしていく。 3 なめし剤を染みこませる(ドライ) 肉と脂を除いた皮になめし剤(塩+みょうばん)を擦り込む。 塩はPHを下げたり水分を抜くため。みょうばんはコラーゲンのタンパク質と結合させて 防腐&保存性を持たせるためのようです(みょうばんの作用って軽く調べた程度ではよくわかんなかった。だれか科学に詳しいかた、また教えて〜)。 なめし剤を盛ったまま、新聞紙などを両面に当てて、巻いて10日ほど放置して染みこませる&乾燥させる ※ウェットでやるならなめし液に漬ける。ただし、毎日混ぜたりとお世話がたいへんそう。 詳しくはぶんぶんネットワークさんのサイトを。 4 皮の中の水分をほかのもの(油)に置き換える みょうばん浸透&乾燥が済んだ皮から、塩とみょうばんをこすり落とし、 油を擦り込む。 5 乾燥 伸張させながら日陰で乾燥。伸張させない人もいるみたい。 水分がじわじわ出てくるので、その都度ふきとりながら、1〜2週間乾燥。 6 やわらかくする 乾燥が終わるとするめのように固くなるので、 やわらかくするため、やすりがけをする。電動ヤスリが便利。 本来の方法に則って、かみついてもいいです。 表面がきれいな白色になりやわらかくなったら完成。 7 スモーク? そういう工程を経るかたもいるようなので、メモ。 毛の側には煙が当たらないようにして、 煙突の中に吊したりして、処理。 おそらく、乾燥させつつ、防腐性、保存性を高めるのかと。 【参考にさせていただいたサイト】 豆狸の狩猟・採集的生活のススメ http://hunting.seesaa.net/article/97961584.html オグララ工房雑記 http://oglalajp.exblog.jp/7052400/ ぶんぶんネットワーク http://bunbunnetwork2.kitunebi.com/bone/leather/leather1.htm しがない毛鉤職人の日常 http://flytyer.exblog.jp/16198648/#16198648_1 ファーマー工房 http://homepage3.nifty.com/farmersatoh/myweb1_064.htm wikipedia(情報少なかった……) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9A%AE%E3%81%AA%E3%82%81%E3%81%97#.E3.81.AA.E3.82.81.E3.81.97 |
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